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2007年01月31日

元「超アイドル」の話

10年位前、東京の代官山の近所に住んでいた頃、自宅で毎週のようにホームパーティをやっていました。
そこには、芸能人やモデル、お医者さんや青年実業家や外資系証券会社のエリートサラリーマンなどが集まっていました。
ある時、SMAPのメンバーの一人とSMAPの先輩格にあたるかつてジャニーズ事務所で一世を風靡したグループで一番人気だった人が遊びに来ていました。
当然、SMAPの人の周りに女の子が群がっていました。
ちょっと離れたところに、僕と、そのSMAPの先輩がいて、何人かの若いモデルと飲んでいました。
SMAPの先輩は、自分がかつてジャニーズ事務所のTOPスターだった事は言わずに、全然関係ないニックネームで自分の事を自己紹介しました。
しばらくたって、お酒を飲んで打ち解けてきたあるモデルの子が突然「○○さんってジャニーズ系だよね」と褒め言葉のつもりで、その先輩に言いました。
横で聞いていた私は、顔面蒼白で固まってしまい、取り合えず話題を変える為に必死になってしまいました。
その時、芸能人でスポットライトを浴びている人の苦労がはじめて分かりました。
「今、大スターでスポットライトを浴びていたとしても、来年はもしかするとTVから姿を消してしまうかも知れない」
どんなに人気者のスターでも、こんな恐怖を抱えながら生きています。
そして、姿を消してから数年経つと、忘れ去られてしまうという恐怖は、並の精神力では到底出来ない仕事だと感じました。  


Posted by 中村政史 at 14:26Comments(3)