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2007年01月15日

心配

企業経営でも、家庭でも、友人関係や恋愛関係でも、全て「心配」が物事を悪くする原因となっていると最近強く感じます。
今の親は、子供の将来が心配だからという理由で、塾に通わせ、幼稚園の時から受験させ、一流大学へ進学させようとしています。
最近の殺人事件も、歯医者の息子や医者の息子が、親から強制的に勉強させられた結果、頭がおかしくなって、遂には殺人事件に至ってしまったのだと思います。
また、学校のいじめや自殺も、同様に、根っこには親の「心配」が原因であると思います。
親の「心配」が強ければ強いほど、危ない事から子供を遠ざけようとする機能が働き、その結果、自然の流れで「過保護」になり、自立出来ない子供やマザコンが出来る訳です。
企業でも同様で、社員の事が「心配」という気持が進むと、結果としてパワハラになったり、ノルマがきつくなったりして、最悪の場合、自信を喪失した社員が自殺してしまったりします。
恋愛も同様です。
相手の事を過剰に「心配」すると、束縛したり、相手の自由な考え方を強制的に変えようとしたりして関係が悪くなってきます。
私が応援している企業で、成功している上位3社の社長は、全て高卒です。
良い学校など卒業していなくても、成功する方法はいくらでもあります。
昔から「可愛い子供には旅をさせろ」と言いますが、これは、親に対する子供と同様に、経営者に対する社員、恋愛関係における恋人など全てに当てはまる事だと思います。
旅をさせる事で、子供自身が、「こんなことをしたら失敗する」とか「自分はこんな事が出来る力があるんだ」という事を実感する機会を与える事が大事だと思います。
その為には、親も経営者も「心配に打ち勝つ力」をつける事が重要です。
そして、「その人を信じてあげる力」をつける事が大事です。
転ばぬ先の杖は、他人が用意するものでなく、本人が用意するものです。  


Posted by 中村政史 at 15:46Comments(1)