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2007年08月23日

ブランド作り

もしかすると、過去にも同様の内容を書いたかも知れませんが、ベンチャー企業が成功する為に最も重要だと考えている事は、この「ブランド作り」です。
では、ベンチャー企業において「ブランド」となり得るものは、どんなものがあるのかというと

1.経営者の過去の経歴
2.信頼出来る大企業もしくは、人物が株主に居る
3.大企業との取引がある。
4.信頼出来る第三者(企業・調査機関・大学)などがその会社の持つ技術力などを高く評価しているというエビデンスがある。
5.その会社又は商品の名前を聞けば、一般コンシューマーの人でも知っている

などです。

ベンチャーをはじめる時に最初に考えるべき事は、自社のブランドをどのように作っていくかという事が非常に大事です。

  


Posted by 中村政史 at 14:48Comments(0)

2007年08月20日

理想の会社1

私がもし再就職するとすれば、私が働きたいと思う、「理想の会社」ってどんな会社かを考えてみました。
以前働いていたサン・マイクロシステムズという会社は、私が入社した1993年から、2000年位までは、正に理想の会社の一つだったと思います。
何故、理想の会社だったかと言うと、スコット・マクニリーという天才経営者と、ビル・ジョイという天才ソフトウェアエンジニアとアンディ・ベクトルシャイムという天才ハードウェアエンジニアの3人が居て、その3人と仕事がしたいという理由、丁度、強力な磁石に吸い付けられる様に、優秀な人材が次々に集まって来ました。
それは、単に給料が高いという理由ではなく、自分の技術や自分の営業力など、何かに自信を持つ人間が、更に、自分の力を磨きたいという欲求から、自分より優れた才能を持つ人が居るサン・マイクロを選んだというのが本当の理由と思われます。

残念ながら、その頃のサンと今のサンは、全然違った会社になってしまいましたが、かつてのサン・マイクロのような会社は、一つの理想形だと思います。

同じような意味で、かつてのCCC(TSUTAYA)も理想的だったと思います。
レンタルビデオ屋の社長が突然「これからは衛星放送だ」と言って、ディレクTVジャパンを作ったかと思うと、渋谷の交差点のど真ん中に「TSUYAYAビル」を作ってしまったり、その当時の 社員が言っていた言葉で印象的なのは「我が社は、今後どんな会社になって大成功するか、もしくは潰れてしまうのか全く予想がつかないが、次はどんな新しい事を会社が始めるのか楽しみで仕方がない」と言っていました。

サンにしてもCCCにしても、ここに来ると自分の能力を生かす事が出来て、他の会社では出来ない何か新しい事が出来るかも知れないというような風土作りが、理想の会社の一つの大きな要素だと思います。

  


Posted by 中村政史 at 17:30Comments(2)

2007年08月16日

湯布院の夏

初めての夏を湯布院で過ごしています。
ここ数日は、湯布院の家で、冬に備えて薪を備蓄する為の、薪小屋を廃材を利用して作っていました。
やっと2棟ほど、薪小屋が完成し、これから薪作りを開始します。
薪作りには、チェーンソーと斧と電動丸ノコを使用して、薪ストーブの大きさにあった、40cmの長さに薪を切ったり割ったりしていきます。

湯布院の我が家は、山の頂上付近にある為、夏でも涼しく、今まで一度もクーラーを使わずに生活しています。
(折角、奮発して大型のクーラーを買ったのにもったいなかったです。)
特に、夜は肌寒い程で、何日かは、長袖のトレーナーを着て寝ました。

また、家の明かりに集まって「カブトムシ」が二匹ほど我が家に訪れてきました。
ペットショップなどで売られているもの以外で、「カブトムシ」を見るのは、小さい子供の頃以来で、久しぶりに童心に帰って、良い気分になりました。

ある人に聞いたところ、庭のクヌギの木に傷を付けておけば、その樹液に、朝には沢山の「カブトムシ」や「クワガタ」が集まっているとの事ですので、「小さなお子さん連れで、我が家に遊びに来る人がいた時の為に」、是非、実践してみたいと思います。




  


Posted by 中村政史 at 11:43Comments(2)

2007年08月10日

何かがおかしい

最近、お話した女性経営者の方から大変興味深いというか、ショックな話を聞きました。
何と、現代の日本では、「人格障害」の人が10人に一人居るそうです。
「人格障害」とは、「精神病」ではないが、「精神病」一歩手前にいる人をこう呼ぶらしいです。

で、何故、これほど「人格障害」が増えているのかというと、彼女の分析では、「煽り」が一番大きいのではないかと言う事です。
会社に居ても、外のセミナーに行っても、何かと言うと「頑張れば夢は叶う」とか、「マイナス思考ではなくプラス思考でやれば、人生うまく行く」みたいな事が盛んに言われていて、逆に言うと「マイナス思考」だったり、「悩んだり」している人=「ダメな人間」というように、どこに行っても「煽られています。」

確かに、経済的に成功している人の多くは、「どんな状況でもプラス思考で、夢を諦めずにやった人」に間違いはないと思いますが、これが全て是で、それ以外は、否という事ではないと思います。

また、明らかに、世の中の人が苦しんでいる現在の状況は、「何かがおかしい」と思います。
私がビジスタを通じて色々な人に言っている「九州CEOスタイル」というメッセージは、今までの東京を中心とした成功者のイメージに対して、もっと他のライフスタイルがあるのではないかという問いかけです。

「より人間的に、安定した精神状態を保った上で、豊かな生活をエンジョイする方法ってまだまだ沢山あるのでは?」という事を皆さんと一緒に考えていければと思います。  


Posted by 中村政史 at 18:33Comments(0)

2007年08月08日

プロ意識

普通のサラリーマンでも社長でも、何かをやる時の「プロ意識」というのが、一番大事な事の一つではないかと最近感じます。
「プロ意識」とは、その人の「プロとしての拘り」と言い換えることも出来ると思います。
ある仕事に対する対価がいくらであろうと、また、仮に無料のサービスだったとしても、「自分がやる以上は、プロとして恥ずかしくないものを提供する。」という意識です。
仕事もサービスも、ある意味、自分が関わって世の中に出す、「作品」と言えるかと思います。
今までお会いしたビジネスの世界で成功されている方の多くが、芸術的センスも併せて持っています。
絵がうまかったり、音楽の才能があったり、料理が上手だったりします。
このような方々を見ていると、自分の「作品」に対する強い「拘り」を感じます。

たまたま運よく成功して巨万の富を一時的に手にした人がいたとしても、この「プロ意識」が低い人は、いずれ没落してしまっているように思います。

大成功して更にそれを継続して、成長している方とお会いすると、この「プロ意識」が極めて高いと感じます。
  


Posted by 中村政史 at 12:42Comments(0)

2007年08月06日

いじめ

ここ数年、「いじめ」による自殺者のニュースが頻繁に報道されています。
そのほとんんどが、学校の「いじめ」ですが、それよりもっと根が深いのが会社の「いじめ」かと思います。

私も何度かこの「いじめ」を経験しました。
最初は、富士通に入った時です。
多分、新入社員のくせに生意気だったのが理由ではないかと思われますが、先輩達から相当酷い「いじめ」に会いました。

コンピュータ業界に従事されている方は、よくお分かりだと思いますが、コンピュータ業界というのは、トラブルがつき物です。
システム開発中のトラブルは、当たり前で、それによって納期が大幅に狂ったり、システムをお客さんの要望通り作って納期通りに納品したとしても、必ず、聞いていなかった要件が次から次にお客さんの口から出てきたりして、トラブルとなります。
また、トラブルなくちゃんと納品・検収した後でも、システムトラブル・ハードウェアトラブル・ネットワークトラブルなど、トラブルが起こります。

で、どんな「いじめ」に会ったかと言うと、先輩達が担当していて、トラブルになっているお客さんや、サポートが大変で売上が少ないお客さんなど、何かのトラブルを抱えるお客さんばかりを新人営業マンの私が担当させられる事になりました。

何も分らない新入社員がトラブルでカンカンになっているお客さんの所に営業に行くわけなので、火に油を注ぐとはこの事で、突然、真っ赤な顔をして灰皿を投げつけられたりした事もありました。

この3年間は、それこそ悪夢のような日々で、毎日朝一番から終電まで働き、土日の休日出勤は当たり前で、週に1回~2回は、徹夜で、お詫びの文章作成と、リカバリー策の提案書作成をしていました。

3年間程、トラブルシューティングばかりを担当していたお陰で、営業としては全く数字が上がらず、同期の中では最低の評価で、ボーナスの額も一番低い「ダメ社員」のレッテルを貼られていました。
社内の目も、冷たいもので、朝礼で、あから様に成績の良い同期が褒められたりしました。

3年間の「いじめ」生活は、だんだんと心を蝕んで行きます。
自信喪失や孤独感など、生きている事を辞めたいと思う人の気持が分るようになりました。

また、非生産的で、毎日社内・社外で怒られる日々が続いた上に、睡眠不足で肉体的にも精神的にも限界に来ていた私は、所謂、「過労死」というものの寸前もこの時経験しました。
ある時、渋谷駅の階段を上っていた私は、丁度、踊り場に来た時、突然、気持ちよくなって意識を失いました。
ふっと気がついた時には、周りに沢山の人集りが出来ていて、私としては一瞬の出来事でしたが、周りの人に聞いたところ、暫く気絶していたそうです。

余談ですが、4年目に入って、後輩も3期分入社して来て、上司から、既存ユーザーのフォローという仕事から、新規ユーザーの開拓という仕事を命ぜられました。

この頃私は、完全に自信喪失状態でしたので、正直、やる気も愛社精神もゼロに近い状態だったと思いますが、ただ目の前の仕事だけを何かに取り付かれた様に、こなしていました。
(もしかすると、過労死という自殺をしようとしていたのかも知れません。)

ところが、3年間トラブルシューティングをしていたお陰で、きっと知らず知らずに実力がついていたのだと思いますが、初めて新規ユーザーの開拓をしたこの年、何とトップセールスとなり、社長表彰を受ける事となりました。

「いじめ」で命を落とす人の気持は良く分ります。
会社や学校などは、正にその人が生きている世の中全て、という場合が多いと思います。
そこで、相談相手もなく、仲間はずれに会えば誰でも絶望感に苛まれます。

しかし、命を落とす前に考えて欲しい事は、死ぬくらいなら、転校や転職をして環境を変えるか、又は自分の実力をつける良い機会だと考えて、そこに留まって暫く修行してみるかと楽観的に考えてみて欲しいと思います。

私は、「いじめ」に対する専門家でも何でもないので、世の中にはもっと良い方法があると思いますが、たまたま先週は、自分自身の人生を振り返って、今後の計画を立てようと決めた週でしたので、「いじめ」に会って苦しい時も時間が経てば、自分の肥やしになって、次につながるという考えも、対処法の一つかも知れないと思って紹介してみました。  


Posted by 中村政史 at 18:45Comments(0)

2007年08月02日

私が得意な事

今週は、ゆっくりと今後の計画を練ると決めて、まずは、私が得意な事は何かという事を過去の人生を振り返りながら考えてみました。
また、私が何かを始める時のモチベーションの源泉がどこにあるかを同時に考えてみました。

色々と過去を振り返る中で再確認したのは、私自身の根底にあるのは、正しく「コンプレックス」だと言うことです。
どんな「コンプレックス」かと言うと、外見的なコンプレックス、学歴コンプレックスなどです。

今の日本では、残念ながら大学入試の時に、ほぼ人生が「勝ち組」グループに入るか「負け組み」グループに入るかが決まってしまいます。
有名大学に入れば、一流企業へ就職出来て、高い年収と出世コースへの道が開かれます。

逆に、大学入試に失敗すると、その後の人生の選択肢は、当然、狭まっていきます。

私は、大学入試に失敗して希望する大学を全て落ちて、浪人生活を経て、ぎりぎり中堅私立大学に引っかかって入学しました。

この時点で、普通に就職すれば、せいぜい大企業の中間管理職で課長か、定年間際で部長になれるかどうかといったところです。
同じ大学の同級生達も、大体、国立大学や早慶を目指して落ちた連中が入って来ていたので、何とか一発逆転する為に、司法試験の勉強したり、公認会計士や税理士を目指している連中も多くいました。

そこで、私の選択としては、「ベンチャー企業を作って一発逆転を図ろう」という発想でした。
運よく、私の作った会社(みたいなもの)は起動に乗って、豊かな学生生活をエンジョイする事が出来ました。
但し、その会社で儲かったのは良かったのですが、今後、社会で戦っていくには、あまりにも経験が少なすぎるという点で、このまま会社を続けて維持・成長させて行く事に大きな不安と限界も感じました。

そこで、世の中の仕組みや仕事のやり方を勉強したいと思って一旦就職する事にしました。

ここで、またしても運の良い事に、大学に入ってからほとんど授業にも出ず成績も一番悪かった劣等生の私が、たまたま学生時代に会社を作って成功した経験があると言う事で、大企業に就職する事が出来ました。

それから、色々な事があって、決して順調ではない社会人生活を送りながら、富士通⇒サン・マイクロシステムズを経て、九州大学の教授になり(もし、大学入試の時、九州大学を受験していたら、間違いなく不合格だったと思います。、)
今は学生時代の頃に戻って自分の会社を作って、取り合えず「飯が食える」という状況になりました。
その間、プロカメラマンとしてデビューして複数のファッション誌のグラビアを撮影するという幸運にも恵まれました。

多分、私の根底には、「大学入試だけでその後の人生が決まってしまう」という事に対して「そんな事はない。やる気になれば、大学入試に失敗しても、いつでも逆転は出来る」という事を実践してみたいというのがモチベーションだと思います。

皆さんの中にも、同様に学歴がないからという理由で人生を諦めてしまっている方や、今の現状で満足なんだと無理やり心に言い聞かせている方もいらっしゃると思いますが、「決して、そんな事はない」という見本を示してみたいと思うと同時に、私と同様の悩みを持つ人達が人生の一発逆転を図る事のお手伝いが出来ればと思っています。

多分、私の得意なところは、普通の人が見逃してしまうような小さな可能性を見つけて、それをバックアップをする事で、その人の才能や価値を世の中に分ってもらうという事かと思います。



  


Posted by 中村政史 at 16:09Comments(2)