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2007年04月12日

プロカメラマンになるには

以前、私はファッション誌のプロカメラマンとして仕事をしていた事があります。
しかも、サラリーマンをしながらです。
今続けていれば、間違いなくエビちゃんやモエちゃんの撮影をしていた事だと思います。
そう考えると、「かなり凄いかも?」と思ったりします。
何故、私が有名ファッション誌のカメラマンになれたのかというお話をします。
その頃、東京の代官山の近くのマンションに住んでいた頃、色々な人を呼んではホームパーティを主催していました。
ある時、プロのカメラマンの方が私のパーティに遊びに来ました。
その方に「写真に興味があるので一度教えてもらえませんか?」と気軽に言ったところ、「本気でやる気があるなら教えますよ」という事で、休日約束をしてカメラ店に行き、そこで、彼が使っているカメラと同じキャノンのEOS-1Nという高級カメラを買う事になってしまいました。
総額50万円位だったと思いますが、「本気でやる気がある」と言ってしまった都合上、しょうがなく高額のカメラを黙って買う事にしました。
それから、約3ヶ月間、彼が徹底的にテクニックの指導をしてくれて、カメラを購入してから3ヶ月たったある日、何と「中村さんホッドドックプレスの仕事があるんだけどやってみない?」と言われて、プロカメラマンとしてデビューする事になりました。
しかも、最初からスタジオ撮影です。
「知り合いのスタジオマンによく言っておくから大丈夫」という言葉を信じてチャレンジしてみました。
結果、腕のいいスタジオマンの方に完全にオンブにダッコで最初の撮影を乗り切ったのですが、さすがに腕利きのスタジオマンが完璧にライティングしてくれたお陰で、「素晴らしい仕上がりの写真が出来ました」
「ホットドックプレス」の編集の人も、「中村さん上手ですね」などど言ってくれて、最初にしては出来すぎ位の「高評価」を頂きました。
私も、「良い記念になった」という事で、雑誌に名前が出ているのを友達に自慢したりして楽しんでました。
ところが、何と、その時一緒だったホットドックプレスのライターから電話があり、再度仕事の依頼が来てしまいました。
それからが大変で、有名ファッション誌の仕事が次々入るようになり、あれよあれよという間に本業のサンマイクロの収入よりも、土日にやってるカメラマンの仕事の方が収入が高くなってしまいました。

この時の経験で、すごく大事な世の中の仕組みが分かりました。
1.写真の技術や腕、出来の良し悪しなどは、プロの編集者でも実は判断出来ない。
2.力のある人からの紹介fがあると、実力や実績などなくても使ってもらえる。
3.一度、使ってもらえた時に、「このカメラマンとは仕事がし易い」と思われれば、少々腕がなくても声がかかってくる。

要するに編集者もサラリーマンな訳で、いくら腕が良いカメラマンでも気難しい人と仕事をするよりはサラリーマンの気持が分かる私の方が使いやすかったという事だと思います。


その時の私にとっては夢のような日々で、私の知り合いの億万長者がよく言う、「人間誰しも出来ない事はない」という感覚を初めて味わったひと時でした。
  


Posted by 中村政史 at 14:13Comments(0)