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2011年04月15日
重鎮からのお誘い
突然、九州財界の重鎮の、ある方から私の携帯に連絡がありました。
その方は、何故かこんな私を可愛がって頂き、有りがたい事に、半年に一回位、プライベートにお食事に誘って頂いています。
「あっ中村さん?久しぶりやね。最近どうしてるん。ちょっと君に会いたくなって電話した。福岡に居るなら、遊びに来んね」
「ハイ。伺います」
という事で、ジーパン姿でお伺いしました。
秘書室長の方からは、ジーパン姿の私に怪訝な顔をされながら、社長室にご案内されました。
そして、久しぶりにお会いするその方から、今回の原発や今後の経済への影響など、私の意見を求められました。
一通り、私の考え方をお話して、何故か笑顔で私の考え方に賛同頂いた後で、その方が私にされたお話は、ちっぽけな会社の社長ながら、経営者の端くれとして非常に考えさせられるお話でした。
私が普段、常に悩んだり考えたりしている事は、「如何に会社の利益を上げ、会社を軌道に乗せ、社員の生活を守る為に何が出来るか。」という事です。
その為には、出来るだけ余計なコストを掛けずに、世の中が必要としている製品やサービスを安価に提供しなければならないジレンマです。
資金が少ないベンチャー企業にとっては、ちょっとした舵取り次第で利益を出すことも会社を潰してしまう事もあって、その微妙な判断が非常に大事ですし、最も神経を使います。
ですので、もっとコストを掛ければより良い製品が出来ると思っても、なるべくコストを掛けずに、沢山コストを掛けた競合製品に出来るだけ近い製品を精一杯努力して作り、沢山のコストを掛けた商品よりも安くお客様に提供する事で、結果として満足して頂く努力を毎日考えている訳です。
企業規模が違えども、経営者の方は、常に、そのジレンマとさじ加減に悩みながら経営をされているのではないでしょうか?
話は戻りますが、その方が私にされた話は、「そもそも電力会社の社長が、経団連の副会長や、九経連の会長をしている事自体が大きな間違いだったと思わないか?」という事でした。
社長の役目は、なるべくコストを掛けずにより良い商品を作り、価格競争力のある商品で、より多くの収益を上げ、お客様や株主に還元する事が責務だと思います。
東京電力の社長も、社長の責務としては、安全性を確保しながらも、なるべくコスト掛けないように原子力発電所を建設し、マーケットニーズに合うような価格設定をして、ユーザーに商品(電力)を提供する事で利益をあげ、株主に還元するという命題があったと思います。
そして更に、経団連のTOPになっている事で、経済界の見本となるべき使命を負っていたという事だと思います。
もし、仮に、経営者の見本となるような立場から外れて、経営者としての責務を考えなくても良い立場だったとすれば、何百年も赤字を出そうともコストなど考えずに徹底的にお金を掛けて絶対に安全な原子力発電所を建設していたのかも知れません。
財界の見本としての立場や社長として課せられた責務と。それに反して本当に世の中の人やお客様に安全で便利なより良い物を提供し世の中の人に豊かな生活を提供するという社会的な使命の間には、一言で答えの出ない大きな壁があるという事を感じました。
頭が悪いので、「では、どうだったら良かったのか」又は「これからは、どうすれば良いのか」という答えはすぐに思いつきませんが、経営者の端くれとして、まずは、ちっぽけな会社ではありますが、これから経営者として、常にその答えを一生懸命考えていかなければならない大事な事だと思っています。
その方は、何故かこんな私を可愛がって頂き、有りがたい事に、半年に一回位、プライベートにお食事に誘って頂いています。
「あっ中村さん?久しぶりやね。最近どうしてるん。ちょっと君に会いたくなって電話した。福岡に居るなら、遊びに来んね」
「ハイ。伺います」
という事で、ジーパン姿でお伺いしました。
秘書室長の方からは、ジーパン姿の私に怪訝な顔をされながら、社長室にご案内されました。
そして、久しぶりにお会いするその方から、今回の原発や今後の経済への影響など、私の意見を求められました。
一通り、私の考え方をお話して、何故か笑顔で私の考え方に賛同頂いた後で、その方が私にされたお話は、ちっぽけな会社の社長ながら、経営者の端くれとして非常に考えさせられるお話でした。
私が普段、常に悩んだり考えたりしている事は、「如何に会社の利益を上げ、会社を軌道に乗せ、社員の生活を守る為に何が出来るか。」という事です。
その為には、出来るだけ余計なコストを掛けずに、世の中が必要としている製品やサービスを安価に提供しなければならないジレンマです。
資金が少ないベンチャー企業にとっては、ちょっとした舵取り次第で利益を出すことも会社を潰してしまう事もあって、その微妙な判断が非常に大事ですし、最も神経を使います。
ですので、もっとコストを掛ければより良い製品が出来ると思っても、なるべくコストを掛けずに、沢山コストを掛けた競合製品に出来るだけ近い製品を精一杯努力して作り、沢山のコストを掛けた商品よりも安くお客様に提供する事で、結果として満足して頂く努力を毎日考えている訳です。
企業規模が違えども、経営者の方は、常に、そのジレンマとさじ加減に悩みながら経営をされているのではないでしょうか?
話は戻りますが、その方が私にされた話は、「そもそも電力会社の社長が、経団連の副会長や、九経連の会長をしている事自体が大きな間違いだったと思わないか?」という事でした。
社長の役目は、なるべくコストを掛けずにより良い商品を作り、価格競争力のある商品で、より多くの収益を上げ、お客様や株主に還元する事が責務だと思います。
東京電力の社長も、社長の責務としては、安全性を確保しながらも、なるべくコスト掛けないように原子力発電所を建設し、マーケットニーズに合うような価格設定をして、ユーザーに商品(電力)を提供する事で利益をあげ、株主に還元するという命題があったと思います。
そして更に、経団連のTOPになっている事で、経済界の見本となるべき使命を負っていたという事だと思います。
もし、仮に、経営者の見本となるような立場から外れて、経営者としての責務を考えなくても良い立場だったとすれば、何百年も赤字を出そうともコストなど考えずに徹底的にお金を掛けて絶対に安全な原子力発電所を建設していたのかも知れません。
財界の見本としての立場や社長として課せられた責務と。それに反して本当に世の中の人やお客様に安全で便利なより良い物を提供し世の中の人に豊かな生活を提供するという社会的な使命の間には、一言で答えの出ない大きな壁があるという事を感じました。
頭が悪いので、「では、どうだったら良かったのか」又は「これからは、どうすれば良いのか」という答えはすぐに思いつきませんが、経営者の端くれとして、まずは、ちっぽけな会社ではありますが、これから経営者として、常にその答えを一生懸命考えていかなければならない大事な事だと思っています。
Posted by 中村政史 at 02:15│Comments(0)