2009年06月24日

ピンチを切り抜ける方法

私が今までに出会った、ビジネスマンや経営者の方々の中には、ストレスでうつ病など精神的に不安定になってしまう人がかなりの人数で居ました。

特に、今のような時代は、思い悩んだ末に、不幸にもうつ病になる人が非常に多いと思います。

しかしながら、どんな困難な状況になっても、決してうつ病にならない人も居ます。

今まで色々な方を見て来て、うつ病になり易い人となりにくい人の違いが分かってきました。

なり易い人の特徴は、常に、将来訪れる可能性があるリスクを考え、事前にリスクに対して手を打つ事に最大の関心を持ってビジネスを進めている方です。

このようなタイプの人は、次から次へと将来のリスクを思いつきます。

一見堅実で、最も気持ちが不安定にならないタイプに思えるこのタイプが一番うつ病になり易い人と思います。

私なりに分析すると、これから来るかもしれない不幸な出来事を考えた時、人は最も不安や恐怖を感じるのではないかと思います。

「もし、こんな事になったとしたらどうしよう」とか、「今の生活を守っていけるだろうか」とか考え出すと不安で不安で仕方なくなって行き、その結果、ストレスが溜まって、壊れてしまうのではないかと思います。

以前、ブログにも書きましたが、私の尊敬する経営者は、「所詮、人生死ぬまでの暇つぶし」という考え方で、どんなピンチに立っても平気で、たんたんと今出来ることを続ける事で、その状況を見事に乗り切っています。

私も、今の会社を昨年創業して、それまでの準備期間も含めて貯金を使い果たし、ある意味、全てを失う事を覚悟しました。

でも、不思議と全てを失って、アルバイトしながらでも生きては行けると思ったら、とても気軽になり勇気が湧いて来ました。

また、自分自身の力がどれだけあるかという事をはっきりと自覚出来るという事も非常に楽しい事と思えました。

たまたま、良い会社に就職出来たり、良い役職になれたとしても、「これが自分の本当の実力なのか?」と考え出すと、どんどん不安になって来ます。

今までの自分の経験や自分が出来る事を精一杯やった結果が一文無しだったとすれば、そもそもそれが自分の実力なんだと自覚出来るはずで、その事に決して、後悔はなく、真摯にその結果を受け止めて、次のアクションが見いだせると考えました。

最悪の結果を最初から受け止める事が出来れば、そこには不安も恐怖もなく、全てが前向きで楽しい毎日が待っています。

こんな考え方が、今の時代、ピンチを切り抜ける一つの方法かも知れません。






Posted by 中村政史 at 01:08│Comments(0)
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