2009年06月11日

時代の流れ

SunがORACLEに買収される事が決まったようです。
インターネットが商用化された頃、インターネットのサーバーの80%~90%は、Sunのサーバーでした。
当時、マイクロソフトがインターネットに対して消極的だった頃、唯一インターネットの将来性を語り、インターネットの可能性を説き、インターネットの世界を普及させたのは、紛れもなくSunという会社です。
Sunという会社がなければ、CiscoもGoogleもこの世の中に存在していなかったでしょう。

インターネットという新しいマーケットを創出し、一時代を築いたSunが消えるというのは大きく時代の流れが変わったという象徴的な出来事と思います。

また、最近立て続けに、知り合いの社長から衝撃的な話を聞きました。

一人は、東京時代からの友人で、誰もが知っている大手企業のシステム子会社の社長です。

私は、元々、その会社を設立する時から応援していて、JAVAの開発で著名なベンチャー企業でしたが、その技術力を高く評価され数年前に大手企業グループの傘下に入って極めて順調だと思っていました。
ところが、一週間ほど前に電話があり、何と「親会社の意向で社長を退任させられる事となった」という連絡でした。
まだ、次の仕事も決まってないそうですが、義理人情の厚い彼は、「今まで色々とお世話になった」という事で、わざわざ今週福岡まで私に会いに来てくれるそうです。

もう一人は、九州に来てから知り合ったとても仲良しの社長です。

その社長も、九州福岡を代表するようなベンチャー企業で、極めて順調に思えてましたが、何と、昨年から急激に業績が悪化して会社を売却する事になったそうです。

今、米国Sunで活躍していた人間の多くはGoogleに移籍し、会社は違えど今もインターネットの最前線で活躍していますが、この二人の社長も多分数年後に、また何かを興して活躍していることと思います。

何れにしても、時代は着実に、しかも早いスピードで流れているようです。










Posted by 中村政史 at 10:50│Comments(0)
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