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2007年04月06日

オーディオビジュアルとの出会い

湯布院の自宅の写真にも写っていましたが、私の趣味の一つにオーディオビジュアルがあります。
ビジネスの世界を離れて、たまには趣味の世界を紹介してみたいと思います。
私のオーディオシステムは、以前のブログでも紹介した原宿の大豪邸を持つ古くからの友人の億万長者と基本的には同じシステムです。

このシステムとの出会いは、私にとって衝撃的なものでした。
この億万長者と出会って、その頃住んでいた杉並のお宅にお邪魔した時、地下のリスニングルームに案内されて、彼の持っているオーディオシステムを一つ一つ説明してもらいました。
まず、驚いたのが、前方に馬鹿でかいスピーカーが左右2つあって、更に奥の壁の中には2台のJBLの名機と言われる大型スピーカーが埋め込まれていました。
次に後方にアンプやレコードプレーヤーやCDプレーヤーなどの機材が山程、陳列されていました。
後方の向かって右側は、世界中の名機と呼ばれる機材を惜しみもなくお金を掛けて集めたものが並んでいて、「このパワーアンプは、マークレビンソンの○○年製の××という名前の有名なアンプで、しかも製造番号が△△番というのは、世界に数台しかなくていくらお金を掛けようと手には中々入らないもので、一台最低400万円位するもの」などと説明を受けました。
このパワーアンプだけでも、高音用2台・中音用2台・低音用2台で計6台で合計が何と2400万円分がそこにありました。
それ以外にもプリアンプやチャンネルデバイダー、レコードプレーヤーやCDプレーヤーやDAコンバーターなど、一台数百万以上するものが大量にディスプレイされておりました。

後方の向かって左側は、名の知れた名機ではないが特別なアンプとの説明を受けました。

一通り説明を受けた後、「まず最初に右側の世界で最高と言われる名機を集めたの音からお聞かせしましょう。」という事で、「レフトアローン」というJAZZの名曲を最初に、クラッシックやポップスやクラッシックなど数曲を聞かせて頂きました。

この最初の曲を聴いた時の衝撃は今でも覚えています。
この曲は、サックスがメインでピアノとベースとドラムスが入った曲です。
何が驚いたかと言うと、レコードが流れた瞬間に、真っ暗なリスニングルームの中でぼんやりと薄明かりに照らされたスピーカーの左前方の目の前に「サックス奏者の姿が現れた」のです。
そして、スピーカーのやや後方にピアニストと、更にその奥には、ドラム奏者と丁度中間やや右手にベース奏者の姿が現れました。
あまりにもリアルな音の為に、暗闇の中にサックス奏者の姿形がはっきりとそこに浮かび上がり、その人の身長が分かるのと同時に、サックスを吹きながら前後左右に体を動かしながら演奏する姿がはっきりと分かるのです。

もう完全に「脳が誤作動をおこして」目の前にないものが映像として見えてしまうという状況です。

これを専門用語では、「音像」とか「定位」という表現をします。
この時はじめて、レコードの中には、左右の情報だけではなく、前後や上下の情報も含まれていて、立体的に情報が記録されているという事を知りました。
普通の市販のオーディオでは、記録されているものの一部しか再現出来ない為に、右と左位しか分からないという事も分かりました。

正直言って、この時は、背筋に悪寒が走り、正直言って「気持悪い」という感覚で、とても楽しめるというものではなかったと記憶しています。

でも、この日の衝撃は、実はこの瞬間だけではなかったのです。あくまでも最初の入り口でしかありませんでした。

長くなったので、続きは次回アップさせて頂きます。




  


Posted by 中村政史 at 14:43Comments(3)