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2008年12月15日

何故このタイミングで創業?

今年は、世界経済全体がクラッシュした最悪の年です。
そして、まだまだ経済環境は悪化すると言われています。

大企業ですら、大きな赤字を計上したり、大規模なリストラを発表したりと、ここ福岡でも昨年までは絶好調と言われていた大きな企業が倒産したりしています。

何故、私は、こんな最悪のタイミングでベンチャー企業など創業したのか?

実は、私なりに根拠があって、この経済が最悪のタイミングでベンチャー企業を創業致しました。

歴史を振り返ると、

1985年のプラザ合意からバブルが起こり、約5年後の1989年にバブルが崩壊し、3年後の1992年に底打ちし、その3年後の1995年にネットスケープの上場を機にネットバブルが起こり、またしても5年後の2000年にバブルが崩壊して、その3年後の2003年に底打ちした後、日本ではホリエモン旋風、海外では不動産でミニバブルが起こり、5年後の今年2008年に完全にクラッシュ致しました。

歴史は繰り返すという考え方で想像すると、多分次の底打ちは、3年後の2011年となり、その3年後の2014年から新しいバブルが始まり、5年後の2019年にバブルが崩壊すると考えられます。

このように、考えると、正に2008年は、新しいベンチャーを仕込む時期としては最高のタイミングで、これ以上ない位絶好のタイミングであると判断しました。

何故、今ベンチャーを創業するのに最適なタイミングかというのをもう少し詳しくお話すると、バブルが崩壊した直後は、大企業を含む全ての企業が新しい事にチャレンジする事に躊躇し、新しいチャレンジに目を向けるよりも、本業の立て直しや足元を固める事に注力します。
足元を固める為には、様々な経費を圧縮して盤石な経営基盤を固める方向に舵を取り、その方策の大きな一つが余剰人員カットで、リストラが行われると理解しています。

ここで、ベンチャー企業が大企業と勝負出来るチャンスが生まれると考えています。
理由は、二つです。

1.新しく儲かるビジネスモデルをあるベンチャー企業が始めて、それを大企業が知ったとしても、新規事業として取り組む事に躊躇する為、すぐに大資本を投入して参入してくる可能性が低い。

2.好況の時には採用出来ないような優秀な人材が、大企業のリストラや新卒採用枠の削減により、マーケットに溢れ、ベンチャー企業でも優秀な人材を安価に獲得出来る可能性が高い。

以上のような理由で、2008年が私がIT業界に復帰して、自らベンチャー企業を立ち上げる絶妙のタイミングと考えました。

誤解のないようにお話すると、我社のように新しい技術やサービスでパラダイムシフトを起こし、新しい経済の潮流を作り上げたいと考えるベンチャー企業にとっては、最高のタイミングですが、好況時に好況の波に乗るようなビジネス、例えば人材派遣や採用などの企業にとっては、決してベンチャーを創業するタイミングではないと思います。

  


Posted by 中村政史 at 15:38Comments(3)