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2006年11月29日

オリジナリティ

最近、これからベンチャーを起こそうとする人のビジネスプランをお聞きする機会が多くなりました。
そこで、感じたことがあります。
ほとんどの皆さんは、ビジネスプランを作成する際に今までにないサービスや商品など、一生懸命オリジナリティを追求しています。
そして、誰も気が付かなかったアイデアを思いついた事に自信満々で、きっと成功するだろうと話してくれます。
一方、聞いている方の私は、そのアイデアが画期的であればある程、「きっと失敗してしまうのだろうな」と思ってしまいます。
今、日本で成功いている企業のビジネスモデルは、「楽天」にしても「ミクシー」にしても「松井証券」にしても、米国で既に成功しているビジネスモデルを持ってきて、日本流にアレンジしたものが大半です。突拍子もないアイデアが、成功する確率は、極めて少ないのが現実です。
以前、ある日本のTOPのバンドのリーダーで、ソロでも活躍している名前を言えば皆さんが誰でも知っているミュージシャンの人と飲む機会がありました。
この人は、次々にオリジナリティの高い楽曲をリリースしては、必ずヒット曲にしています。
この人は、どうやって、次々にオリジナリティの高い楽曲を生み出しているのか秘訣を聞いたのですが、元々彼はレコードマニアで、ジャンルの違う曲を沢山聴くことで、曲作りのヒントにしているそうです。
要するに、Aという曲と、ジャンルの違うBという曲を組み合わせて、オリジナリティの高いCという曲を生み出すという手法です。
この手法は、ビートルズも同様で、例えばモーツアルトのコード進行やベースラインにRockのリズムを組み合わせてオリジナリティの高い楽曲を生み出しています。

話が長くなりましたが、ビジネスモデルを作成する時のポイントとしては、

1.既に世の中で成功しているビジネスモデルを徹底的に研究する。

2.そのビジネスモデルで、足りないところや、使い勝手が悪いところを改善する。

3.既に成功しているビジネスモデルをいくつか組み合わせてみる。  


Posted by 中村政史 at 10:38Comments(3)